ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

新しい樹脂の 強度確認完了いたしました。

ブログ

ブログ

ブログ

ブログ

ブログ

ブログ

ブログ

先回に続き 新しい樹脂を使用して roadster AKI の ボディー積層作業を進行させていただいております。

今回の樹脂の採用により 今まで ボディーサイド面などは 450番 1プライ 600番 4プライ 計 5プライで製作 フロントマスク 及び フード周辺 は 11プライ ワイパー装着部分である カウルアッパーパネル部分は 7プライから9プライ 積層させていただき 強度及び 変形防止を図ってまいりましたが より 少ない 積層枚数でも 十二分な強度が確保でき その上 変形が起こらないと お聞きして 期待して テストさせていただいている状況です。


特に 炎天下 及び エンジンからの熱で 高温化となる フードパネルなども 強化パット を 中間に積層した上で FRP繊維も 6プライ積層としておりました。


そのような 頑丈なボディーを製作しても 塗装乾燥時に 遠赤による投射 及び 炎天下での走行や駐車による影響から 67度以上になる状況になると 歪みや変形が起こり どうしても 止める事が出来ず 非常に 不満に思っておりました。


その悩みを すべて 解決していただける 画期的な樹脂として 今回の樹脂をテストさせていただいております。


当社の希望として 基本 すべてのボディー積層枚数を 3プライ 特に 歪みや変形が起きてほしくない フード周辺 及び ヘッドライト周辺のみ プラス 2プライで 5プライで完成でき 積層枚数の少なさによって 各パーツの干渉を無くし その上 軽量化が図れ 何よりも 充分な強度を 確保したいと思いますので とりあえず roadster AKI のボディーを 全パーツ 450番 1積層 その時点で 遠赤で乾燥 その後 600番で 2積層 を行うことにいたしました。


計算上は この枚数で 充分な 強度確保が可能な筈ですが 製作してみないと 実際の強度はわかりませんので 先行 試作として フードアウターパネルを 450番 1プライ その後 600番を 2プライ積層 600番の 2枚目と3枚目の間に 補強パットを 一枚積層して 完成後 80度で 遠赤乾燥機で 3時間 乾燥させ その完成品を 今までの FRP樹脂で 3プライで製作したフードと 同じく roadster 龍妃 ファイナル 様に 6プライで製作したフードと 比較検討することにいたしました。


結果は 皆さんにも 良く判っていただけるように 動画を撮りましたが 想定どおりの結果となり 軽量 かつ 強度のある メス型から離脱した際も 歪が出ていない フードが完成いたしました。


一番 ご理解いただけると思われるのは 一般的に 自動車パーツが FRP製で製作する場合 3プライ積層でして 実際 roadster AKI 製作の際 本物のトヨタ2000GTから 型取りした FRP車体を譲っていただいた際の ボンネットが 3プライ製品でしたので 今回の比較に丁度良いと思い 動画で比較させていただきましたが 裏面に インナーパネルも装着され 完全な完成品にもかかわらず 試作の 新しい樹脂での インナーパネルが付いていない アウターパネルだけの製品よりも 笑えるほど 弱い製品であることが ご確認いただけると思います。


よって 今回製作しております roadster AKI の ボディーも 予定通り 全面 3プライ積層 で 部分的に フード 及び ヘッド周りのみ 合体の際 プラス 2プライして 5プライで 完成させることにいたしました。


残念ながら 今週は 新しい樹脂を すべて 使い切ってしまいましたので 合体作業まで進行できませんでしたが 次週 合体作業に入りますので その完成度を ご期待いただけると幸いです。


現状では 実験段階の製品の為 当社の希望も聞いていただき 開発室にて 乾燥時間等や 垂れ防止の為の改良もしていただけておりまして 量産品ではなく 開発室での 手作りに近い樹脂ですので 追加注文いたしましたが 製作してからの発送であり 週明けの発送となるらしく その間 完全乾燥を行いつつ 合体できる準備をして参る所存です。


また 遠赤にて乾燥後は 今までのFRP樹脂のように 第一次乾燥として 一週間 メス型からの離脱が不可能であった事 その後も変形が続くので 実際は 三ヶ月は メス型の中に入れていたいのですが そうも いきませんので 最低 一ヶ月 メス型からの離脱は行いませんでしたので 実質上 完成後 一ヶ月は 放置時間を要しましたが 今回の樹脂は 80度 3時間 乾燥で 完全硬化しますので すぐに 離脱が可能であり 積層枚数現象 及び 積層作業時間の短縮に続き 何よりも 放置時間が無い事だけでも 一ヶ月以上の時間短縮が図れるはずです。



今回の roadster AKI ボディー 完成の際は 細部を確認 問題が無ければ 今後の すべての製品の製作方法を よく考えて 決定させていただき 更なる 短縮化を図り 量産のピッチを 早める所存です。


作業内容を良くわかっていただける為 動画が長くなってしまいました

よって 異例ですが ご報告動画を 前編/後編 に分けてアップさせていただく事にいたしました。


ぜひ ご確認の程 お願いいたします。

作業動画 前編    https://youtu.be/bnW-N4Qd3P8

作業動画 後編    https://youtu.be/b_GR8qN8__g

ブログ

ブログ

ブログ