ROADSTER GARAGE NEWS

roadster 龍妃 改良作業報告 No,19

今週は どうやら 天気が怪しい雰囲気ですが ちょうど 月曜日は 天候が良かったですし 作業も 一段落しましたので  roadster AKI 量産の為 良いタイミングと思い 工場の車両を入れ替えさせていただきました。

それに伴い 今回製作している 龍妃ファイナル 5号車 改良バージョンは 今まで 工場のいちばん奥で 作業しておりましたが 今回の メッキモールのメス型作成の作業効率を良くしたいこともあり また メッキのメス型完成後 ボディー自体の 最終パテ修正作業がございます関係から 大量のパテを サンディングすることになりますから 奥で その作業を行うと 工場全体が 今以上に パテだらけとなってしまいます事もあり メス型製作を作業しやすいように 一番 入り口に近い場所に出す事に致しました。

よって 新たに 10号車のお客さまの NA(シルバーカラー車) と 二台の NBを roadster AKI 量産に向かい 工場に 新たに 設置させていただきました。

現在 事実上 製作しております 数台の 龍妃ファイナル以降の 龍妃ファイナル製作は 龍妃ファイナル改良バージョンのメス型完成まで 龍妃ファイナルの製作はできないこともあり 当然 今回設置しました これらの車両は すべて roadster AKI 製作車両となりますので 今回 完成した roadster AKI のメス型から 先日 お話させていただいたように まずは 一気に 3台のroadster AKI のボディーを製作させていただく計画ですので ボディー積層が完成する前に 時間を見ながら これらのベース車両を 分解 及び 切断作業 フロント足回りの移植作業を 同時進行で 進めていく予定です。

また 現在 製作中の 龍妃ファイナル は いったん納車はさせていただきますが 各 お客さまと お約束させていただきました通り 常に クォリティーアップを図り アップしたパーツ等は 無償提供させていただく お約束をさせていただいておりますので 今回の改良による 最終版 龍妃ファイナル が 完成次第 新たに車両製作をさせていただき 改良前のroadster 龍妃ファイナルと 無償で 車両交換させていただく所存でして 交換していただいた 改良前の車両は 代車 または 試乗車として 当社にて使用していく予定でおります。

ベース車両の 分解に関しては NB 二台は 問題ございませんが 10号車のお客様の車両は お客さまの持ち込み車両であり 外装こそ 改造するので 一切 手が付けられておりませんが すでに お客様が エンジン等を改造されており エアークリーナなどの形状も トヨタ2000GT そっくりに 改造されておりまして かなり 改造も多く 磨き上げられた状態でして とても綺麗な状況でもあり 埃だらけになっては 申し訳ございませんし この車両は ボンドカー製作車両ですので ボディー改良のこともあり ボディー積層が完了し オープンタイプの roadster AKI 製作に入るまで 分解は 出来るだけ 待とうと思っておりまして 先に NB を まずは 分解させていただく事に致しました。

予定通り 現在製作中の roadster AKI のボディーも アッパー部分(フード・ルーフ・クォーター左右上部)の積層は完了しましたので スタッフ一同と相談の上 作業計画を作り 各 左右フェンダー 及び 左右クォーター リヤーバックパネル フロントマスク の順に 順次 積層して行くつもりでして 来週中半には すべて完成させる予定で 日々の作業内容を決定し スタッフ 一人一人が 計画的に 急ピッチで 仕事の時間を調整しながら ながら仕事で 頑張っております。

今回の roadster AKI の積層は 初めての作業でもあり 龍妃ファイナル とは また サイズなどの違いもございますので 今後の作業効率がアップするように すべての面の FRP繊維の形状を 型紙(ベニヤ板)も 随時 製作しながら 作業している状況ですので 多少 時間はかかっておりますが この作業で 次回からの積層作業は 効率良く 進めることができると判断させていただいております。

また 先週 完成しました 新規作成 リトラヘッドライトも 開閉角度等は うまくいきましたが ヘッドリムの大きさが どうしても 気に入らず 新たに改良をさせていただく事に致しましたので 早急に塗装作業に出したいこともあり 一番に改良させていただく事にしました。

よって 今週は 最優先で メッキヘッドリムの直径を大きくする改良を施し その後 ヘッドのオカマ部分の改良も行い 無時 納得いく状態に 改良作業を完了いたしました。

ヘッドの改良が 本日完了し 確認の為 車両装着してみましたが リトラヘッドを開いた際の 独特の存在感のある 大きなヘッドが 表現できたと思いますし 良い感じに仕上がったと思っており ホッとしております。

いつも 思うのですが 人間の顔もそうですが 例えば 双子の方の顔が 初めて見ると そっくりですが よく見ると 全然違う顔に見えるように このトヨタ2000GT というクルマは ほんの数ミリ 数センチで 全然違う姿に変貌してしまう とても 美しい車であれば あるほど 怖い車でして 所詮レプリカと言われても仕方ございませんが 気に入って 購入いただきました お客さまに喜んでいただけることが一番でありますが 自分自身も 可能な限り 無駄を承知で 改良を施し バランスの良い 本物に近い美しさを持った 車両に完成したいと思っておりますので 今後も 改良を施していき 完成度をアップさせていただきたいと思っておりますし 今回の改良と 昨年から行ってきた全面改良の相乗効果で 一見して違いが判る 完成度に仕上がったことを 本当にうれしく思っております。

本日 ご来店いただきました お客様も 入ってきた際 5号車を改良していることは もちろん ご存知でしたが 手前に置いた 5号車を見て roadster AKI が 止まっていると思われたらしく 動画以上に 実際に見た車両の変貌の凄さに ビックリされたようで お褒めの言葉をいただく事も出来 嬉しい限りです。

本当に不思議なのですが ほんの少しの 各部の改良の塊で 実際には 天井などは高くなり サイズ的にも変わらないはずなのに 車自体のバランスが良くなり 確実に 一回り 小さく見えてしまうから 不思議です。

ご来店いただきました お客さまも お話されていましたが トヨタ2000GT というクルマの顔は バランスが非常に難しく オモチャ や プラモデルなど 長年にわたり 人気車種であり 皆さんの憧れでもある関係から 非常に 数多く 販売されておりますが なかなか 良い顔をした 納得いくモデルが無いのも事実でして 少しの違いで 印象が ガラッと違って見えてしまう 本当に 難しい車であると いつも 思うばかりですし また 顔で 全体のオーラが ガラッと変わってしまうので 実際に製作している立場の人間からすると 恐怖 そのものです。

あの 美しいながらも けして 強調することなく 控えめで 人間っぽく 独特の やさしさと気品を醸し出し それでありながら しっかり 日本のクルマであることを象徴する 圧倒的な 存在感を感じさせる デザインは 誰もを魅了しますが それを再現するのは本当に大変であることを このプロジェクトを開始して 早 10年以上経過しますが 到底 到達できないのを実感しますし 簡単に デザインを再現するだけではなく 製作する人間の人間性も関係して 形となって 現れてしまうのではないかと 思うほどです。 
   

今回 改良させていただき 50年も前に製作された この トヨタ2000GT というクルマのデザインの素晴らしさを 日々 改めて 認識させられる思いです。

製作に お時間をいただき ご契約いただきました お客様には 本当に 申し訳なく思っておりますが 今回の最終改良の成功は 必ずや 喜んでいただける結果になったと思っておりますし 完成度がアップしたうえに より 車両製作時間が 実質上 短縮化できたことにより 納車時期が短縮化でき 良い事づくめですので 気分も良く 作業効率も上がる思いです。

皆様から 作業報告も頻繁に行うこともあり 喜んでいただけている お電話やメール ご来店をいただけ ありがたい限りですし 何よりも スタッフ一同 来年の生誕 50周年に向け 完全な最終バージョンを完成させる思いで頑張っておりますので 今まで通り ご支援 ご協力のほど 心より お願い申し上げます。

キャノンの一眼カメラで 以前は撮影していましたが あまりのホコリの凄さで 壊れてしまうのではないかという恐怖も感じまして YAHOOで 中古のSONYのサイバーショットを購入 最近は このカメラで 撮影させていただいておりますので 多少 画面が悪いかもしれませんが申し訳ございません。

今週の作業状況をアップさせていただきました ながら作業の為 色々 作業しているので 分かりづらいかもしれませんが ご確認いただけると幸いです。

https://youtu.be/2Ef3nYDV6w0


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