ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

龍妃ファイナル 改良作業報告 No,13 です

先週は 3連休でしたが あいにくの台風通過で 各地方では多大な被害が発生したようですが 皆様は大丈夫だったでしょうか?

午前中に 当社近郊の豊橋市上陸と聞いておりましたので 心配しておりましたが 報道されているような 強い台風とは思えないほど あっという間に通過してしまい 逆に名古屋などのほうが被害がひどかったようで 皆様から ご心配のご連絡をいただきましたが おかげさまで 何一つ被害も無く 無事 台風一過を迎えることが出来ました。

今週は フロントマスク改良を中心に作業を進行させていただいておりまして 計画通り左右フェンダーの加工に伴い フロントマスクのアッパープレスラインもノーマルボディーのフロントマスク同様 ドアーから 真っ直ぐ伸びた綺麗なラインを作成できました。

また 今回もフロントタイヤハウスの後部が トライアル車の試作パーツは ノーマルボディー以上に外側に張り出しており 不自然でしたので ロッカーとの固定部分を切開削除し 新規製作を行うことで 修正を行うことにいたしました。

同時製作しておりました ドアーとの隙間(クリアランス)の修正も無事完成し 一定の綺麗なチリが完成出来ました。

新しく製作しました フードヒンジ(オリジナルと同じ形状)を装着するため 今までの装着部分ではなく オリジナルの位置に装着位置変更を行うため 今までの装着位置が凹んだ状態になっておりますので 修正させていただくことにいたしましたが パテ修正では強度不足ですから FRP積層を行い 平面化することにいたしました。

ここで フロントマスクアッパー部分の表面が FRP製品独特の問題点なのですが 製品製作はメス型に積層して製作するので 同じ商品が完成しますが どうしても 科学反応を基本にして硬化していくため 型から抜いた後 3週間は 化学反応が進行しており その関係で 若干 歪みが出てきてしまうことが回避できませんので 表面が少々 でこぼこになることは避けられませんから 表面全面を パテ修正することで 凸凹を無くす作業を行いました。

この作業箇所は 次回製作のトライアル3号車も 今後の加工場所に関係ない場所のため 同時進行で問題ないと判断し 同時作業させていただくことにいたしました。 この作業を行っておけば 3号車加工の際に 加工箇所に関係しないので 事前製作しておけば 完成時期の早期化につながる予定です。

しかし 先ほど お話したように 化学反応による歪みの凸凹ですので サンディング後2台の表面の状態を見ていただけると良く ご理解いただけると思いますが 凸凹の発生箇所は同じではなく 固体によって歪みが違っていることが お解りいただけると思います。

プロ依頼でメス型を製作して 製品もプロに製作していただく予定ですが どうしても 表面に歪みは発生してしまいますので 固体ごとに 今後も多少の修正は行う必要が出ますが マスターボディーを綺麗に製作し 少しでも歪みの無いメス型を製作することで 製作の際の化学反応による歪のみの修正ですむ予定ですので 今回のマスターモデルの完成度が 今後の要となるわけです。

今までは バックドアーのロックをユーノスロードスターの位置のまま使用しておりました関係上 ロック固定位置が前過ぎであったため オリジナル位置へ変更することにいたしました。

この作業により 試作車両の時は バックドアーインナー部分にロックストライカーを装着する際 ロックに届かないため 台形状の突起を製作し ストライカー装着しておりましたが インナーパネルのフラット化が可能になり オリジナル同様の形状となりますし ユーノスロードスターのバックパネルと龍妃のバックパネルの間を利用して テールバルブの交換などのメンテが可能になる様に 作業用のフタを製作する予定です。

今回の作業で ほぼフロントマスクの修正は完了いたしましたので 本日からは バックドアー固定ステーを装着し バックドアー開閉を可能にしたうえで バックドアーとボディーのチリ合わせ 及び 表面の合わせを行いつつ ご期待いただいております ドアーとのチリを合わせつつルーフ加工 及び 三角窓の新規製作に入らせていただこうと思います。

本日までの作業動画です 是非 ご覧ください!

http://youtu.be/2xiN3arTFqY