ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

2014年 龍妃ファイナル 改良作業報告 No,3

週末は 各地で 20年に一度の大雪で大騒ぎだったようですが 皆さまは大丈夫だったでしょうか?

おかげさまで 愛知県は名古屋方面は 雪が降った様ですが 当社の蒲郡周辺は ただの雨模様でして 特に問題なく 休日でもあり 何事も無く 過ごすことができました。

ただ このところ 毎日 半端無い寒さで FRPの乾燥も遅く 作業がなかなか進みませんが スタッフ一同 風邪も引かず頑張っております。

と言いながら 先週 使用済みの18L缶を切って畳んで処分している最中に ちょっとしたミスで 私は肝心の利き腕の右人差し指 第二関節部分を親指の爪くらいの大きさで 深さ2mmくらいをスパッと切ってしまい 大量の出血をしてしまいました。

本来なら 縫う程度の傷ですが たぶん治るだろうと言う事で 消毒とバンドエイドで 抗生物質を飲んで頑張っていますが やっぱ なかなか治らないものですね。

でも 何とか動かせる程度になりましたので トライアルの外装作業の最終工程であるロッカーインナーとフロントピラーのパテ盛り及び修正作業を行っております。

この部分は あまり目立つ箇所では無いのですが 今回の改良の目玉でもあり この部分もFRP化することで 走行によるボディーの亀裂も回避できますし 何よりも剛性アップを図れ その上 製作時間の短縮も充分に図れることが可能になりますので 非常に大切な箇所ですが なにぶん 形状が複雑であり 製品は2積層で仕上げ あまり厚くなってしまうと ドアーに干渉してしまいますので 非常に均等な厚みが要求される箇所ですし パテ盛りも難しく もちろんサンディングも 削りにくい厄介な箇所ですので 何とか 指が動くようになってくれて良かったと思っております。

今回の作業は 主にFRP繊維の表面をツルツルにする作業の為 FRPパテで表面を薄く整え サンディングで一発で綺麗になる様に 大胆ながら繊細に仕上げていきました。

特に この作業で気を使う点として メス型製作にあたり 全てに言えることなのですが 製品を抜く方向に対して鈍角に製作しないと 逆テ―パになった場合 型から離脱できなくなってしまいますので その点を注意しながら製作していく必要がございます。

おかげさまで 何とか いい感じに仕上がりましたが 一回のFRPパテのままでは 細かい凹凸やパテの巣穴が残ってしまいますし 形状が複雑な分 パテ盛りの際 パテヘラでパテ盛りを綺麗に仕上げることは なかなか難しい為 パテを溶かし 液状化してやり 塗装してやることで 均等なパテ盛りを可能にし 最終のサンディングで仕上げる方法をとることにいたしました。

この方法ならば パテ盛りの際のパテヘラが重なる部分の筋なども出来ず 均等にパテが盛れますし サンディングも 容易になり 最善の策と思っております。

また フロントマスクのメス型製作も 地道ながら 順調に60%程度完成となってまいりましたので このあたりで 4号車のリヤーボディーの製作に入ることにいたしました。

なぜ このタイミングで4号車のリヤーボディー製作開始かと申しますと 先日もお話したように FRP製品を製作後 出来るだけ メス型に入れたままにして保管期間を充分に取った方が 変形防止となりますので ここでリヤーを製作して型に入れたままにして保管しておき フロントマスクのメス型完成後 直ちに4号車及びマスター車両のマスク製作に入るため 事前に製作することが得策と考えておりますし 硬化時間がかかってしまう時期の作業効率の無駄回避にもなり 一石二鳥だと判断させていただいた次第です。

得意とする「ながら仕事」を行うことで 進行の遅い作業ばかりですが 全てを同時進行させることが出来ますので 進行が遅いようですが 実は 必ずや 完成時間の短縮になると思っております。

明日も また休日ですが 何とか 予定通りに作業が進んでおりますので ご安心いただければ幸いです。

本日までの作業報告です 是非 ご覧いただければ幸いです。

http://youtu.be/95IB5UexP-o

追伸

先日 東京オートサロンで テリー伊藤さんが取材していただけましたが 2月1日 BSフジ 「増田オートサロンSP」内で 当社のご紹介もしていただけたようです。

残念ながら 見損ねてしまいました どなたか録画してありましたら 見せていただければと甘いお願いです 

よろしくお願いいたします!