ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

2014年 2月12日 作業報告

今週は昨日が祭日でしたが 作業は順調に進行させていただけておりまして 本日は 4号車のリヤーキットの製品用ゲルコートが乾燥いたしましたので 一回目のFRP積層に入らせていただきました。

今回からは お客様の正式な車両キット製作に入りますので 昨年より 表面の強度(特にキットのコーナー部や角の部分)をより強化する為に 一番薄くて柔らかい300番のFRP繊維(ソフトタイプ)を まずは 丁寧に 角までしっかり積層可能なように しっかりエアー抜きを行いながら 慎重に積層を行い 一旦乾燥させ その後 600番のFRP繊維で2積層させていただくことにより より頑丈なしっかりしたキットとさせていただくことにいたしました。

今までは 450番のFRP繊維を使用しており 角度がきつい角などは 特にFRP繊維が いくら鉄ローラーで絞りながらエアー抜きしても FRP繊維の硬さが原因で FRPの跳ね返りが防げず どうしても 浮いてしまう現象が細かい箇所で発生しやすかった為 このような箇所は FRP繊維を細かく裂いて積層してやることで対応しておりましたが それでも なかなか難しかったのですが やわらかめの300番のFRP繊維を入手できましたので より細かい箇所もしっかりとエアーが入らずに積層可能となり たいへん 嬉しく思いますし 製作後のトラブル回避にもつながり 強度もアップする上にキット自体の厚さにも あまり影響が無いので 1積層分 積層及び乾燥の手間は増えますが 最善の策だと思っております。

また 同時進行しております ノーマルバージョンのフロントマスクのメス型製作も 無事 本日 積層を終了することができました。

残すは 左右のフェンダー面の製作ですが フェンダーアーチ部分及びフロントピラー下部の部分を綺麗に製作するため その部分にフランジを製作することにより 面を延長してメス型を完成させることで 製品の完成度を上げることが可能になりますので まずは フランジ製作の上 表面を最終調整し 離形剤をしっかりと塗りこみ 型用ブルーゲルコートを塗装して乾燥させ 製品同様 まずは300番のFRP繊維で積層し その後 600番のFRP繊維により8積層すれば とりあえずメス型自体は完成となります。

メス型完成後は メス型自体が かなりの重量となり 変形の危険性もございますので まずは 各表面に さらにL字の鉄アングルで歪み防止の枠を組み込み 特にメス型の下面(フロントマスク上面)には 移動用にBOX状にアングルを組み込み それに滑車装着することで 容易に移動可能にしていく予定です。

この作業により 今後 数を抜いていく型ですので 長持ちする上に 容易に移動できる最良の型とすることが出来ます。

今月中には トライアルのボディーの簡易型を完成したいと思っておりますし 4号車の製作も進行させて参りますし トライアルのボディー型完成次第 3号車のトライアルも製作も一気に進行予定ですし 肝心のマスターモデル製作も順次製作にはいりますので 3月は かなりの進展が図れると思っております。

本日の作業報告動画です 少しですがご覧いただければ幸いです。

http://youtu.be/aABp1I8zJl0