ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

龍妃ファイナル 改良作業報告 No,8

早いもので 三月も半ばを過ぎてしまいましたが 龍妃ファイナル改良作業は 順調に進行させていただいております。

4号車のフロントの骨格部分の製作作業も 順調でして サスペンションを前方へ33cm移植するための改良も無事終了しております。

今回は 以前と違う改良も施させていただいておりまして それは何かと申しますと はじめにフロントサスペンションが装着されていた部分を 試作車は そのまま 残して製作しておりました なぜならば 皆様に33cm前方へサスペンションを移行させた方法を より ご理解いただきやすくするために わざと残しておりましたが 実際は サスの装着のための穴が残ってしまい 見た目が悪く エンジンルームを圧迫した感じになるうえに 雨などの際にタイヤハウスに いくら カバーを装着しても 少々エンジンルームに水が入ってくることも考えられますので お客様の車両は 全て サス装着部分を撤去することにいたしました。

もちろん 製作の関係上 まずは33cm前方にサス装着部分を新規装着した上で 寸法が狂わないように 再度 固定冶具を装着して位置を確定しながら 不要なオリジナルのサス装着部分のみを撤去する方法をとっております。

また サス装着部分のサイドフレームにスポット溶接で固定されている部分は サイドフレームを傷つけないように 丁寧にスポットをはがすことで サイドフレームは無傷のまま撤去しており 強度が落ちることがない様に充分配慮して撤去しておりまして また エプロンパネルは強度的に さほど問題ないのですが 固定冶具で位置が変わらないようにして スッキリと撤去し その撤去部分には 亜鉛が混入されている亜鉛鋼板を板金して形を整えながら 一枚の鉄板となるように綺麗に溶接しております もちろん 補強も要れ 強度確保も万全です。

また 今回 海外製品ですが エンジンルームおよびタイヤハウスに塗装できる 今までのチッピング塗装とは違い シーラー自体を BENZやBMWのタイヤハウスに塗ってあるものと同じ様に しっかりした肉厚で 妨錆効果が高く 同時に雨や砂利などのタイヤハウスに当たる音などを抑える効果が充分期待される専用のガンとシーラーを購入しましたので 施行することにいたしました。

塗装した表面も 均等に綺麗なブツブツ面が製作でき タイヤハウスは もちろん エンジンルームにも施行させていただこうと思います。

もちろん 表面はこの施行により しっかり妨錆出来ますし いったん火は入れておりますので サイドフレームインナー部分等にはエアーゾールタイプの妨錆剤を充分に入れさせていただき 今後 錆びないように充分すぎる処理を施行しました。

今回は この状態で終了し 全塗装完成の際は どうしても エンジンルームもタイヤハウスもボディーカラーが飛んで付いてしまいますので 最終段階で 外装用のブラック塗装およびクリヤー塗装を施し ピカピカに仕上げることになります。

2号車トライアルのリヤーボディーのフランジ製作も完成いたしましたので 今回は左右のメス型製作から開始するため 型用ブルーゲルコート塗装のために マスキングを行い 剥離剤を充分に塗った後 ブルーゲルコートを塗装 FRP積層へと進む予定です。

しかし この作業は少々 時間が掛かりますので この間に 3号車および2号車のフロント骨格部分を 先ほどの4号車同様 不要なオリジナルのサス装着部分の撤去作業に入る予定ですし 時間が余るようであれば 5号車のフロント骨格部分改良に入らせていただこうと思っております。

一番 待ち遠しいトライアルリヤーボディーのメス型が完成する際に 急激に製作が進むように 一台でも多く フロント骨格部分の改良を進めて行き 一日も早い 納車を目指すつもりでおりますし 数多くのクルマが 今後は 常に ながら仕事で 同時進行で製作されていくことになり なかなか ご説明しにくい状況になると思われますが 確実な進行状況ですので ご期待いただければ幸いです。

また 今回のエンジンルーム改良のように 少しでも良い仕上がりを考えておりますので ご期待いただければと思います。

本日までの 改良作業動画です ぜひ ご覧いただければ幸いです。 

http://youtu.be/_FokZ6AzMiE