ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

ランボルギーニ ミウラ 車両歪み検査 無事 合格しました。

だいぶ 暑い日が多くなって来ていますが 朝晩は冷え込むこともあるので 皆様 風邪などひかれていないでしょうか?

私は 原始的なのか 花粉症も何のその 体調も良く スタッフ一同頑張っております。

量産に関しましては 9号車のボディーも完成し ただいま 9号車のフロントマスク製作に入っておりまして 全車 確実に進展しております。

本日 昨年末 旭ガラスさまに ご無理なお願いをし ミウラ レプリカのガラスを 先行で10枚製作していただきましたが 残る 90枚が完成し 納品されてまいりました。

今回のミウラ レプリカのガラスは オリジナルのミウラに装着できるように 聞くところによれば 社外品でグリーンガラスや 上部に ボカシ入りのガラスは 入手できるようですが それも高額な様で 社外のボカシ入りは 当社もネットで運よく 一枚販売しておりましたので 日本の会社から購入しましたが それでも 一枚 38万円もしましたし ボカシ無しのグリーンガラスが セカイモンで アメリカで販売しているのも確認しましたが 一枚 70万円と ビックリする高額商品でして オリジナルの皆様も オリジナルのホワイトガラスが無く 困っていらっしゃると言うことで 旭ガラス様に 無理難題のお願いをして オリジナルオーナーさまからガラスをお借りして そのガラスからの型製作は可能ですが 型製作の際の溶接でオリジナルがだめになるそうですので オリジナルからFRPのメス型を製作 そのメス型から オリジナルと同じFRP製のガラスを製作し 今回のガラスの型を製作していただき 100枚製作させていただきました。

また 現在 ドアーガラス左右も製作中でして こちらは Sがホワイト SVは 何故かグリーンのようですが すべて 当社はホワイトで製作いたしました。

同時に 遅くなっておりましたが 龍妃ファイナルのドアーサッシ化に伴い 今までのユーノスのドアーガラスは使用不可能なため オリジナルのドアーガラス左右も製作しております。

ミウラ 龍妃ファイナル共に もうすぐ 試作品が完成してまいりますので 車両装着して 問題なければ 直ちに正式に製品製作になる予定でして もう少しで完成の予定です。

また 現在 メス型製作しております roadster AKI も 車体のメス型製作の前に 各ガラスのFRP型を製作 ミウラ同様 FRP製のガラスを製作し その製品からガラス型を製作していただき 製品化していく予定です。

しかし なんてガラスは高いのでしょう・・・・・

もともと 新規に専用のガラスを制作すること自体が 普通じゃないんですが それでも 痛手です。

あまりに高額商品であり 当社のような小さな会社には 大きな出費でして痛いの何の・・・

でも お金の問題ではなく 天下の旭ガラス様が こんな小さなロッドで製作いただけることが 通常では 考えられないことですし しっかりしたガラスが入ることで 安全性が確保され 皆さまに喜んでいただけるのであれば 頑張るしかございません!

また roadster AKI は メス型製作のため すぐに車体歪み検査は無理ですので すでにメス型が完成している ミウラ レプリカの二号車を急遽製作し 何とか 気になっておりました フロントマスクが下がっている点も マスク先端を試作車よりも8cmアップすることで サイドのグラマラスなラインも表現でき その上 正面から見たマスクが あたかも への字に見えることも気になっておりましたので 測定した結果 センターがサイドよりも2cm下がっておりましたので 水平に修正いたしましたから 今回の2号車は より完成度が上がり オリジナルに近づいたと思っております。

なぜ 今 ミウラの2号車かと申しますと roadster AKI も ミウラ も 車体の切断方法が同じでして ただ フロントサスペンションの移植位置が ミウラが 24cm 延長に対し roadster AKI が 7cm 延長であるだけで 特に リヤークォーターの切断除去方法は すべて同じですので roadster AKI のメス型製作中に ミウラで 車体歪み検査を先行して行い 合格すれば roadster AKI も合格したと同じことになるため 補強が十分であったか 確認のためにも 先行して ミウラの車体歪み試験を受けることにいたしました。

実際のところ 車体歪み検査自体は 日本車両協会様で取得しなくても 計測機器があれば 正規の方法で測定し 検査した結果を提出すれば 特に問題ないですが 当社は あくまでも改造に関して 真正面から清々堂々と挑みたいと思っておりますので 公式機関である 日本車両協会様で 歪み検査をお願いし 全車 嘘偽りの無い公認取得を目指しております。

予定では 5月11日に 車体を日本車両協会様に持ち込み 検査機器 及び センサーの取り付けを行い 翌 12日にテストでしたが 不運にも台風に ドンピシャで遭遇 テストが行えず 13日に 台風一過の晴天に恵まれ 受験してまいりました。

結果は 見事 一発合格させていただきました。

正式な合格証は 後日だそうですが 結果は合格数値が出ましたので 一安心です。

ただいま ミウラの正式な改造申請書類は 陸運事務所様とお話し合いの中 製作させていただいておりますし 歪み検査合格証が届き次第 公認申請を行う予定でおります。

今回の合格は 先ほど お話したように roadster AKI の検査合格が確実であることも意味しており 計算上 十分な強度を保ったつもりですが それが証明され ホッとしておりますし 今後の車両製作の意気込みが増す思いです。

これで ミウラもroadster AKIも 事実上 十分な強度があることが判明し 公認的にも 強度の問題がないことが証明されましたので 東京オートサロンで発表させていただいて以来 ありがたいことに 想像以上の台数を多数 ご契約いただいております roadster AKI も 皆様に確実に 安全な車体として お届けしても問題ないことが証明され 製造しても問題ないことが確定し 嬉しくてたまりません。

いつも思うのですが 改造車両だからこそ なおさら 外見も大切ですが 一番大切なことは
車は 走る凶器になる可能性が高い以上 安全性が一番であり ごまかしの無い安全な車両こそ 実際に運転した際の安定感は どなたでも実感していただけると思いますので そこは けっして譲れないことであり その後に 皆様に納得いただける外見・内装を実現できればと思っております。

それには 正式な機関による 正式なテスト結果 正式な公認車検を取得し 合格後も奢ることなく 実際に プロの方々に試乗していただき いろいろな走行テストを行い 実走行の安定性が確認でき 合格点をいただけ 十分に安全性を確認できた上で 皆様にお届けし 喜んでいただければと思うばかりです。

 
まずは 歪み検査合格と言う うれしい結果をいただきましたので 皆様にご報告させていただきます。

簡単な動画ですが ぜひ ご覧ください。

http://youtu.be/6lXBlMfLskM