ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

roadster 龍妃 改良作業報告 No,13

Roadster 龍妃 ファイナル の改良報告をさせていただきます。

今回の 改良は 昨年からの全面改良もあり 全てにおいて 確実に進化しているのですが それにも増して 外見上に 大きな変化が出ており フロントマスクは 元々 昨年からの改良により ほぼ roadster AKI と 同等のマスクになっていますが 今回のフロントウィンドー & ルーフ移植により まるで 別物ともいえる外見と 不思議な事に 大きさは変わっていないにもかかわらず 一回り小さく見え その上 とても 自然な綺麗なラインとなっておりまして 必ずや お待ちいただいているお客様も 喜んでいただけると思いますし 私の作業日誌を ご覧頂いている 数多くのお客さまにも 喜んでいただけるでしょうし どなたが見ても 容易に その変化を わかっていただけると思います。

先回の 作業報告の後 フロントマスクを 仮装着 その際 固定位置を確実にする為 まずは ドアーアウターパネルを 仮固定しました。

ドアーとの隙間を一定の間隔にして 仮固定し フロントマスクのネジ装着部分は装着 全体の装着位置の確認をして 装着位置を決定して ボディーに 固定しております。

また 固定にあたり 各部にステーを装着 フロントマスクとはいえ かなりの肉厚で頑丈に 製作しておりますので 通常の簡易固定でも フロントマスク自体が歪む事はないのですが 念には念を入れ 各所に頑丈なステーを装着する事で ライト周りなどの高さなども 左右同じになるように しっかり固定いたしました。

肝心のカウルアッパーパネル改良は まず 今までの フロントマスクのカウル部分で 今回の改良により 不要となり なおかつ 装着に邪魔になる部分を切断して ボディーへ固定 その上で roadster AKI のメス型から製作しておきました カウルアッパーパネルを移植する作業を行っております。

この部分ですが 私は トヨタ2000GTの本物を持っていなかったため 実は roadster 龍妃 は ほぼ 平坦に製作しておりましたが 実は 本物は センター部分に向って かなり丸くなっている事が判明 この部分の形状の違いもあり 幅が広く見えたようです。

もちろん 今回の改良により roadster AKI の カウルパネルが 移植できましたので この部分も 見た目にかなりの影響を与えていると思われます。

しかしながら この部分の改良は 思っていたよりも とてもデリケートな改良となり 少々苦労いたしましたが 無事 思いのとおりの完成を迎える事が出来ました。

また 今回の改良で判明した事もございます。

何と 左側は良かったのですが 右側の プレスラインが フロントピラーに向って 真っ直ぐではなく やや センターに 向って入っている状態であることが判明しました。 

不幸中の幸いですし もちろん 修正を施しております。

また 各サイドのプレスラインも もっと くっきりしたほうが綺麗であると思い 修正も兼ねて プレスラインを強調させていただきました。

本日までに 移植作業は すべて 完了 FRP積層による接着部分等も FRPパテを塗り 綺麗な表面を作成 その後 パテ修正を数回繰り返し ほぼ 凸凹のない80%の表面が完成のところまで 作業が終了しております。

現在 左右の ドアー装着作業を行っておりますが 少々改良は やはり 必要ですので 各部を確認しながら ドアーインナーを装着しつつ 改良している状況です。

ドアーが装着 出来次第 ドアーとボディーとの間(チリ)を一定にしつつ 全体の凸凹を修正すれば 今回の改良は 終了となる予定です。

今回は 製作中の 黒ゲルコートボディーに パテが塗ってある状況でも ぜんぜん違ったボディーになったことが 容易にわかりますが 今後の roadster 龍妃 ファイナル のメス型 製作の為の 大切なマスターボディーと成りますので 全ての修正が完了次第 サフェーサを塗装 メス型製作に入りますが 皆様に 改良後の変化を より わかって頂けるようにサフェーサ塗装の後 一旦 白く ボディーを塗装 メッキパーツを装着し 試作車両のroadster 龍妃 ファイナル との違いを 是非 ご覧いただこうと考えておりますので 楽しみにしていただけると幸いです。

もうひとつ ご報告させていただく事がございます。

今回の改良により 今までは roadster 龍妃 ファイナル は フロントマスクとリヤーボディーに別れたキットを 車体に組み込んでおりましたが 実は roadster AKI は 一体型の車両キットでして 一体型のほうが 本物も そうであるように より完成度がアップいたしますし フロントマスクの改良もしており リヤーボディーだけのメス型製作では無く フロントマスクも 新たにメス型製作をしたほうが綺麗ですから製作するつもりでおりましたので 完成度アップを最優先とし 思い切って 一体型のボディーに変更する事にいたしました。

このことで メス型の製作期間は同じですが 車両製作の際の 各部の調整が不要となる分 製作時間が 大幅に短縮できる事が確実ですので 納期アップに つながると判断させていただきました。

毎日 パテ粉などで 全身 汚れまくっておりますが やりがいのある改良であり 想像通り いやそれ以上の完成度になり ワクワクしながら 仕事をしておりますので 気分がのれば 結果良しと思い 頑張っておりますので ご期待いただけると幸いです。

本日までの作業動画アップさせていただきます。

ぜひ ご覧ください。

https://youtu.be/wmgjQlK9JM0