ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

今週の作業報告をさせていただきます

今週も予定通りに作業進行させていただいておりますが 加工に伴い FRP積層を行っては 表面を削る作業の繰り返しで その上 パテ成型に伴い パテ研磨の繰り返し作業が多く 体中が粉だらけで まるで雪ダルマ状態の毎日です。

パテの削る際のパテミストは 非常に細かい粒子ですし 汗もかくため べとべとに体に張り付いてしまいますので 特に手などはシワの細かいところまで しっかり入り込んでしまうため 少々 石鹸で洗っただけでは 乾いた後 ドーランを薄く塗ったかのように白く 粉を吹いた状態になりますし それよりも最低なのは FRPを研磨する際のFRPミストは 細かい上に体に付いた場合 エアーで掃うのですが どうしても擦ってしまう為 細かい針のように体中に刺さってしまい チクチクして 大変な環境です。

作業が終わって 体中をエアーで掃いますが 頭の毛を叩くと あたかも燃えた様に 白い煙のようなものが立ち上り きっと このまま 釜ゆで でもすれば サンゲタンスープでも出来そうな勢いです。

くだらない話は さておき 肝心の作業内容ですが 今回は トライアル車のフロントマスク製作中心ですので まずは フロントフェイスアップ作業から開始させていただいております。

今回の作業も ノーマルボディー同様の作業となりますし もちろん フロントフェンダーアーチ部も1cm下げる作業も行うことにいたしました。

また タイヤハウス後部の外側に膨らんでいる状況を修正するため ロッカーパネルへの取り付け部を切除し 新規製作することで 修正を施すと共に トライアル車の場合 フロントフェンダーも 後部ほどではございませんが 若干 オーバーフェンダーとなっておりますので これも修正加工して製作予定です。

また テール装着部分ですが 試作車両の形状で製作しておりましたが 記録DVDを良く見てキャプチャー画面を撮ったところ フラットであったことが判明いたしました。

この部分は いろいろな写真があり ワンテールの写真が多いのですが 最初のころの写真だと思われますが ノーマル車と同じ2テールの写真もあるようですし いろいろと耐久テスト本番に至るまでに 何故か変更されているようですが あくまでも 本番仕様で製作したいので 完全フラット化することにいたしました。

また 同時進行で ノーマル車両用のリヤーキット製作を行っておりますので 分解したメス型にFRP積層が完了し 各メス型の合体のため 組付けを行い 接合面のFRP積層を行うことでリヤーキット完成を目指しております。

今回は トライアル車で バックドアー開閉部の雨どいの製作 ルーフの完全クーペ化 クォーター三角窓部の再製作 ドアーサッシ新設による ボディーインナー部の変更を行っておりますので この大変な改良を 3号車のトライアル 及び ノーマルボディーにも同じ作業を行う必要性があり これは大変な作業ですので 2号車のトライアルが完成した際に 一旦 このトライアルから メス型(あくまでも2台製作できる程度の簡易型)を製作し そのメス型から製品を製作 3号車とノーマル車両に合体して完成させていきたいと思いますので ノーマル車の後部キットの 特にルーフ部分はタルガタイプですし その際に完全切除してしまいますから FRP積層で製作はいたしますが 後部キットの形状確保のためだけですから あえて黒ゲルコートを塗ることなく また 余分な部分の製作は行わないことにいたしました。

予定通り 後部キットのFRP積層作業も完了をいたしましたので しばらくの間 メス型に入れたままにして しっかり変形しない様に硬化させるため このまま 保管しておく予定です。

なぜ しばらく保管かと申しますと トライアル完成に伴い メス型製作の上 新規バージョンのルーフ等のパーツを製作しない限り 車両装着しても それ以上の作業進行が出来ませんので その作業開始まで 型に入れたままにしておいたほうが しっかり硬化しますし FRPは あくまでも化学繊維ですので 本来 成型後3週間程度は化学反応が進行するため 変形する可能性が大きいので 安全策として 事前製作の上 型に入れたまま保管し しっかり硬化させることが最善な方法と思われるからです。

今後の作業として メス型から外した後 リフレクター部分を 今回 新規製作したオリジナル形状のパーツで修正を行い 車両装着していく予定です。

今週は フェイスアップ作業と共に ドアーとのチリ(クリアランス)確保のため 予め 大きめにフロントフェイスをカットし ドアーとの間をFRP積層した後 チリ部分をカットして完成させていきますが その前に FRP積層の際 ドアーにFRPが接着しない様に 養生テープでマスキングを行うと共に 間の隙間に FRPが綺麗に貼れる様に ウレタンボードを入れて成型し その上でFRP積層を施してます。

ノーマルボディー同様 乾燥後 ドアーのラインに合わせて カットして一定のクリアランス確保させていただこうと思います。

フロントフェイスのアッパーラインの変更も行うのですが ノーマルボディーのようにパテ成型では 多大な重量アップにもなり 強度もございませんので 今回はウレタンボードで成型(一回り小さく成型します) その後 表面にFRP積層を行い充分な強度を持たせ 最終的にパテ成型で表面を整える方法で製作する予定です。

この方法ならは 軽量化も計れ このまま使用しても問題ないと思われますし 完成後 この部分のみ 簡易メス型を製作の上 製品を新規製作し 3号車へ装着すれば 同じものが簡単に製作可能になるでしょう。

簡易メス型製作は もったいないような気もしますが この方法のほうが 確実に3号車及びノーマルボディー製作を容易にしますし 必ずや 完成時間の短縮につながると思っております。

次週は トライアル中心の製作に入り 一日も早く完成させ 簡易メス型製作したいと思います。

簡易メス型さえ完成すれば 3号車もノーマルボディー車も 一気に完成していく予定ですので 今が一番の正念場と考えております。

まだまだ 粉だらけの作業が続きますが 寒くなってしまわないうちに作業進行しないと 気温が下がると FRP硬化時間が掛かってしまいますし 作業効率も悪くなりますので 頑張り時ですし ずいぶん 涼しくなってきて 体力的にも作業効率が良くなっておりますので ここで頑張らせていただきたいと思っております。 

今週の動画です ご覧いただければ幸いです。

http://youtu.be/RfLn1ObgmEQ