ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

トヨタ2000GT リアルレプリカ 各車 作業進行のご報告

先回の作業動画アップに伴い 10号車の森様が アップ当日 喜んでご来店いただけ
今後の製作に対し トランクルームの拡大など 色々な ご希望をお聞きし 綿密な
打ち合わせも出来ましたし もともと 森様は 静岡にお住いの為 毎月 一回のペース
で ご来店いただいておりましたが 急激な変化に 大変 喜んでいただけ その喜び様
は 製作者として 本当に嬉しい限りです。

また 先日 販売された トヨタ2000GTのDVDも買われたそうで 本物のボンドカー
と 以前に製作されたレプリカと DVDを見ながら 部分的に違う箇所を比較検討 
また 私の所有する画像も参考に 今後の改良作業の方法 間違いやすい個所の確認をし
より オリジナルに近いボンドカー製作を目指すことになりました。

今回の製作にあたり ボンドカーの場合 トランクルームは オリジナルは フューエル
タンクとスペアータイヤで ほとんど収納スペースが無く 今回の森様号も NAベース
の為 スペアータイヤの収納位置の問題もありますので フロアーを切断 より 収納
スペースを確保することにしましたし バッテリーも トランクフリアー上部に固定の為
NBの様に フロアー下に収納できるように トランク右側フロアーを切断 バッテリー
ケースを新規製作させていただく事に致しました。

このように お客さまと共に お客さまの車両製作に対し 細かく お話させていただく
一時は 製作者として 至福の一時であると自覚した次第です。

私の勘違いにより オートマティックで製作してしまった 2号車も 6速ミッション車
で急遽 新たに 製作してまいりましたが 今回は 鈴木君にフロント周りの改造を伝授
しつつ その間に 私がリヤー周りを改造 10号車のフロント周りも 同時進行で 
私が製作し 昨日 同時期に 二台とも 車両改造が完成を迎えることが出来ております。

車両改良に伴い ボディーを一旦 車体から取り外し 新しく仲間入りしていただいた
外山さんに 一番面倒な カウルトップの作業をしていただけ 車体改良完成後
直ちに装着可能が出来るように 作業進行していただきました。

もちろん 同時進行で 2名のスタッフが中心に FRP製品の製作も 順調に計画的に
進んでおり 確実に 各パーツ 及び ボディーが完成しております。

このところ 気が付いたのですが ベース車両は 事故歴のない車両を 一番の条件に
仕入れているのですが NAは フレームなどに錆があることは メッタにございません
が NBのボディーは ロッカーパネル後部に錆がある車両が多く また 今回の車体は
フロントサイドメンバーにも 錆がございましたので NA よりも NB の方が錆びが
発生していることが良く分かりました。

錆は なかなか厄介ですし 今後 錆が進行しては困りますので 通常の様に 赤錆は
進行するので 黒錆に変化する溶剤を添付の上 海外製の特殊溶剤を塗ってやることで
今後 錆進行が進まない様に ボーロー状に変化させることに致しました。

この特殊塗料であれば 当社が 旧車レストアの際に使用していた溶剤ですが 海辺で
使用する物へ塗装した場合でも 塩分による鎖などが発生する事も無く 最強である事が
よくわかっておりますので 万全であると思っております。


今回 初めて 鈴木さんが2号車を改良作業に挑戦しましたが 初めてなので 時間は
少々かかりましたが 次回からは もっと 短期間に作業できると思いますし 今後は
人員拡大に伴い 作業分散化を行うことで 製作方法 作業工程 各部の寸法なども
データ化が出来ており 短期間の車両完成が可能であることが確実となり 量産化は確実に
可能であることが確認出来ました。


もちろん 龍妃ファイナルの製作も 寸法データは 部分的に違いますが 基本製作方法
は 同じですので 同様に量産化は安易と考えております。


少しでも オリジナルに近く 何よりも 安全で快適な車両を目指し お客さまへ 自信
を持って ご提供できる車両にするために改良に改良を行い なかなか 納車に至らず
長い間 お待たせしましたが やっと 納得のいく 車両が完成できたことが嬉しい限り
ですし お客様の喜んでいただける顔を楽しみに ひたすら 一日も早い納車を目指し 
頑張って 量産してまいりますので 今後とも ご理解のほど よろしくお願いいたします。

昨日までの 作業動画をアップさせていただきましたので ご確認 お願いいたします。

https://youtu.be/Q_Dp4K2ktZg