ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

龍妃ファイナル 改良作業報告 No,21

先週は 先回の台風のおかげで 第二工場の天井に 何かが飛んできたらしく 穴が開いてしまったため 外はもちろん 工場内にも足場が組まれてしまい 雨続きでしたが 修繕予定の火曜日は 幸運にも天候も一旦回復し 何とか わかっていた穴は塞がりましたが 天井に上がって確認したところ 他にも数箇所穴が開いており 想像以上の工事になったうえに 天井コーナー部分も破損しており パーツが無いと言うことで パーツ入庫のため 足場はそのままとなってしまい その上 翌日からの雨模様の上 週末の台風の関係もあり いまだに足場が組まれたままの環境でして 作業に邪魔な環境でして その上 雨と温度の低さでFRP硬化も ままならず 想像以上に作業進行が遅くなってしまっています。

また 長くお待ちいただいておりました 廣様のroadster HIROSHI も やっと 納車の時期が参りました。 なにぶん 廣様は 九州の方でして 当初はカヤバ様とお話した結果 修正版のオリジナルサスペンション完成の間 カヤバ様にご用意頂きました 新品の車高調サスペンションを組んで 一旦 納車させていただき 完成次第 カヤバ様に 九州まで行っていただき 当社オリジナルサスペンションと交換していただく話となっておりましたが カヤバ様の ご協力もあり 短期間で製作していただけ サスペンションの改良完成版が 先週 完成してまいりましたので 無事に 納車前にオリジナルサスペンション装着が可能となりましたので やっと公認申請が出来る状況となり 10月30日 公認車検取得の上 11月3日納車予定でして 先週は 最終点検を 先に行わせていただきました。

最終点検の際 せっかく 組み上げましたが ラジエターを新品にするのを忘れており 再度 フロントグリルを取り外し ラジエターの交換と すべてのラジエターホース交換 エンジンオイルおよびオイルエレメントの交換 ベルト交換を行いました。

ユーノスの純正ラジエターは 非常にもろく 時がたつと ブラックのプラスティックが茶色に ほとんど変色してしまい この状態で高速走行すると 亀裂が入り水漏れが起こることは すでに経験済みでして 龍妃ファイナルは専用ラジエター装着ですので新品交換は必至ですが 経験上から 当社は roadster HIROSHi も確実に新品交換させていただいており 同時に全ラジエターホース(7本)も全て交換しております。

また 自走でお帰りになるとお聞きしておりますので 途中で何かあっては大変ですし 女性の方ですので 万全を期さなければいけないと思いますし 足回りのブーツ等も切れては おりませんが新品に交換しておけば 安定したドライブ走行が出来ますので もちろん ブーツを新品交換させていただきました。

皆様がご期待していただいております龍妃ファイナル トライアルに関しましても もちろん 進行させていただいておりまして 待ちに待った サイドの修正に入っております。

まずは 先回の続きでフロントウィンドー上部の加工と 今回 タルガトップから 完全クーペ化にルーフ形状の変更を行っておりますので すでにルーフインナーは撤去した上で ルーフの固定は完了しておりますが 接合面の段差がございますので 個々をFRP積層で補強の上 FRPパテで修正を施しております 今回はルーフのフロント部・左右サイド部・接合部の修正となるため 最終的にはルーフ全体の修正になってしまいますので まずは大雑把に接合面の修正のためパテを盛り 最終的に綺麗に修正していく予定です。

サイドの三角窓 および センターピラー部分の加工は 試作車の際は ドアーガラスよりも外に飛び出した形状でしたので 今回のドアーサッシ化に伴い 完全改良させていただくことになりました。

まずは 三角窓の部分を切開して取り外し 改造予定場所に仮固定し 裏面からFRP積層で固定していきました その後 表面も確実な固定のためFRP積層しましたが 三角窓の後方のボディー形状が気に入らず もっと この部分もスリム化しなければ ならないと言うことが判明いたしました為 右は表面のFRP積層を行いましたが 迷わず 再度切断することにいたしました。

よって 左側は 仮固定をしたうえで 裏面から部分的にFRP積層で固定しただけで一旦硬化させ 三角窓後方のボディーを大きく切断して取り除き 再製作することにいたしました。

この部分の加工は かなり広範囲で 大掛かりな加工になる予定です。

また ルーフサイドの加工もございますが このボディー後部の加工と同時進行で加工する予定ですし 予定ではルーフ自体の幅を約2cm広げる予定でして フロント部分の1cmダウンとの相乗効果で 今までの なにかポッテリしていた感じのルーフが すっきりダイエットされ さらに クォーターサイドのスリム化も伴って 綺麗なライン再現が出来る予定です。

加工箇所の決定 加工方法 製作順序など 試行錯誤の上 最終決定するのに お時間をいただきましたが メリット・デメリットを考慮したうえで さらに良い車両になるのは当然ですが 耐久性 安全性にすぐれた上での 製作製アップを図る 今回の改良は 予定通りに進んでおりまして その上 オリジナル性が かなり 確実にアップすることが出来 より 自然な 美しい車になると確信しております。

いつも 思うのですが 製作している私は 完成した姿が見えているのですが 他の方には なかなか理解していただけないことが多く また このトヨタ2000GTという車は メッキパーツが装着された瞬間に とてつもない美人さんに変貌する車ですが 今回は 製作途中の実車を見ていただいた方が 皆さん 試作車とは ぜんぜん違うと言っていただけておりますので 完成時の変貌は 必ずや 素晴らしい姿になると確信できる状況です。

改良ばかりして 納車が遅くなり 本当に申し訳ございませんが 必ず ご納得いただける変化が起こりますし 最終的には 今までの制作方法よりも 確実に 早い納車が可能となりますので 今しばらく ご理解 ご協力のほど よろしくお願いいたします。

必ずや 見違えるほどの美人さんに仕上げますので ご期待ください!

改良作業報告です ぜひ ご覧ください

http://youtu.be/ZE3VjPNdgTU