ROADSTER GARAGE ロードスターガレージ

ミウラ・イオタ・2000GT スーパーカーレプリカのロードスターガレージ

製作ブログ

蘇る夢の軌跡

ランボルギーニ ミウラ レプリカのご紹介

このたび 発表させていただきました ランボルギーニ ミウラのリアルレプリカが 想像以上に 話題となったようで うれしいばかりですが 正直 あまりの反響の大きさに びっくりしております。

私自身 スーパーカー世代ではなく その当時は すでに大学生でして フェアレディー240ZGという車を乗っており 非常に大切にしておりましたが 町を走っているとカメラを持った子供が写真を撮ろうと飛び出してくることが多く 怖かったことを思い出しますし 休日など WAXを綺麗にかけて出かけ 駐車して車に戻ると いつも 子供の手の跡が ベタベタについていたことを思い出しますが その当時は スーパーカーでも無い 私の240ZGが何で写真を撮られるのかさえ理解できませんでしたし セリカや箱スカ ギャランGTOなど ソレックス命といった世代ですので スーパーカーどころか 外車でさえ 自分には縁のない存在でした。

その後 「サーキットの狼」が原因であった事を知ったのですが そんな 私でも 唯一 ランボルギーニ ミウラ だけは トヨタ2000GTと似た流線型のデザインと気品さと優雅さ そして その流れる優しい女性的なプレスラインは大好きでした。

近年 カーショーでランボルギーニ ミウラを拝見する機会が多々あったのですが 2年前 知人の紹介で 野球選手の方の所有される黄色いランボルギーニ ミウラが展示されている場所に連れて行っていただき その車を拝見し その美しさに魅了され ほしい いや いつかは製作してみたいと思った事を思い出します。

また その形状から 車を拝見しながら ユーノスでならリアルモデルカーができそうだと思い 各部の写真を撮ってまいりましたが その時期は トヨタ2000GTのモデルカー製作で忙しく データのみ収集しただけでパソコンの中でデータも眠っておりました。

そんな折 お客さまから ランボルギーニ ミウラの製作依頼のご連絡をいただきましたが 正直 安請け合いはできませんが 自分でも製作してみたいという思いと共に いろいろなデータ収集もしてありましたので 是非 作ってみたいという気持ちもあり また トヨタ2000GTづくしの日々を送っており たまには 違う車をいじってみたいという 気楽な 息抜きのような気持ちで 出来ると約束できませんが 一回 作ってみましょうという お約束をさせていただきました。

丁度 私が龍妃ファイナルの製作開始と同時期に 知人の同業者さまが ランボルギーニ ミウラの製作を依頼されており その時点で お伺いし 拝見したこともあり まずは実車があるわけでもなく さすがに知人の中には所有している人もいませんので 細かい寸法等を知ることもできませんので その業者様に相談させていただき たぶん 海外製のレプリカと思われるボディーを見せていただきました。

MRSをドナーカーとして製作してみえましたが ホイールベースは5cm延長によりクリアーしたものの ダッシュの高さが高過ぎであるために車体にあわない ハンドルの位置が悪く フロントウィンドーと干渉してしまう ドアー開閉時にクォーターピラーが存在してしまうなど 実質上 障害となる問題が多く どうしたものかと作業が中断されている状況であり そのうえ 何よりも そのレプリカボディーの変形が著しく 測定させていただいた際も 左右の寸法も滅茶苦茶であり どの寸法が合っているのかさえ判明しない状況でありました。

しかしながら 細かい個所のバランスの参考には充分させていただけましたが その流れから 後日 その業者様より ボディーの変形修正のご依頼があり 参考にさせていただくことも出来ますし どこまで修正可能かどうか解りませんが 時間をいただけるという条件で 2013年9月ごろ ボディーをお預かりすることになりました。

しかし その時点では 仕事も忙しく ほとんど手つかずの日々が続き フロントウィンドーも付かないほど変形したボディーであったため その点だけでも作業してみてほしいというご依頼がございましたが このボディーと同じもので製作したと思われる アメリカのサイトを発見した際も やはりウィンドー装着が不可能であったため Aピラーを切断してルーフアップをし 各部の修正でFウィンドーを装着したという記事がありましたので 私なりに測定した結果 Aピラーやルーフの問題ではなく ワイパー装着部分のカウルアッパーの形状が違うためであることが判明し その部分をカットし新規作成したところウィンドー装着が可能となりました。

この作業は昨年の初めに行いましたが その後 暇を見ては 計測して修正はしてきましたが フードの上面が逆ソリしている 左右のフェンダーの寸法が 右が正しいと思われますが 左は右に対して3cm以上も外側に膨らんでいる ルーフ形状がまるで違う ドアーに至っては オリジナルと確実に違う形状であり ドアーインナーパネルの形状たるや ガラスが入らない形状であり 完全に使用不可能 トランクも裏面に丸鉄棒が積層でついているのですが変形が著しく使用不能 各部プレスラインも左右で違う ロッカーパネルは異常に幅が広くボディーに回りこんでいない形状で存在感がありすぎる リヤーボディーのタイヤハウスの形状が 左右違うのは当然で 片側は水平にもなっていないなど 正直 修正が不可能な状況でした。

私なりに このボディーをネットで調べましたが かなり前に製作されたボディーのようで 何人ものマニアの手に渡り みんな 変形の酷さゆえに修正を諦め 現在に至っている固体であると判明しました。

正直 それまでは この固体の修正は 時間が掛かるが可能と思っておりましたが 全てにおいて 新規製作したほうが早い結論となり 自分なりに 調べたデータ及びオートアートの1/18サイズモデルカーを参考にウレタン発泡を削りだし製作することになりました。

特にドアーは完全に製作しなおしであった為に お預かりしたボディーに合うように 一番先に製作しましたし 硝子がはまるようにルーフ形状も変更いたしましたが その時点で手間が掛かりすぎですし 特にフロントマスクの3cmの違いは大きく ならば 新規製作が最善の策となりました。

ご依頼いただきました神奈川のI様は Sタイプをご希望ですが まつ毛は可愛らしく魅力的ですが 個人的に ボディーのグラマラスなラインは SVのほうが好きな為 どちらのモデルも製作可能なように その中間のプレスラインを再現しております。

製作にあたり 本腰となったのは7月のことでした 

なぜならば 8月初めが東京オートサロン出展の申込日であり 出展台数を決定しなければならず 当社の龍妃ファイナルと共に展示するべきかどうか はたして 製作可能かどうかを判断する時期でもあり 試作を開始することにいたしました。

TOYOTA2000GTのリアルモデルカーも 今回のroadster AKIを含めると なんと 6回も新規製作していますので 味付けの違う車の製作は 息抜きにもなり また 仲間のみんなもスーパーカーブーム好きばかりで 後押しをされ その気になって一気に製作に入ったため 思いのほか 順調に製作が進み 完成を迎えさせていただけました。

正直 ランボルギーニ ミウラ自体 レプリカが無いことも知らず オーナーの方々からお聞きするまでは そんなに凄い車であるとは思っておらず また こんなに反響があるとは夢にも思っておりませんでした。

そんな気楽なノリに近い状態で みんなからもランボルギーニ ミウラなら イオタも という事で 現在 イオタも製作中です。

しかしながら 部品の価格が高額であることにもビックリでしたし オーナーの方々より 硝子もYAHOOオークションで購入いたしましたが ブルー硝子のグリーンのボカシ入りで それも日本にあるのは 1枚だけと言われ 入手困難なホワイト硝子がほしいという要望もあり お客様と試作のランボルギーニ ミウラ そして 同じく試作用のイオタの分が必要ですので オリジナルから型を取り 旭硝子様で新規製作することとなり また ドアーガラスも何でもSはホワイト SVはブルー硝子で レギュレーター装着の穴の数も3個がS 4個がSVらしく SV用のオリジナルをお借りして 同様に その中間のSV用と同様に4個穴で ホワイト硝子を製作することになりました。

このドアーガラスは 合わせ硝子では取り付け穴の部分でレギュレーターと固定の際 割れやすくなってしまうそうで 強化硝子で製作のため オートサロン当日は間に合わず オーナー様からお借りした硝子を使用させていただき展示しており 現在 製作依頼中です。

アルミホイールは 通常 製作は不可能に近いのですが いつも協力いただいているニーズ蠅琉飜遒気鵑里力で ワンオフで それも鍛造3ピースで 2台分製作していただけることが出来ました。

かなり高額な為 ご依頼いただいているI様はカンパニューロホイールを使用されることになりましたが 硝子といい ホイールといい 純正パーツ等を考えると いくら 自分でボディー製作したので安価に上がったとは言え 物凄い出費となったのも事実です。

正直 予算的には 後悔している状況ですが 東京オートサロンにおいての皆様の評価 その後の反響 お問い合わせを考えると バカの一つ覚えと言われても仕方ないほど TOYOTA2000GTのリアルモデルばかり製作してきた当社の技術力を評価いただけたと思い 非常に製作してよかったと思っております。

そのような 事情ですし 海外の車体の為 販売目的での製作ではなく 確かにお客さまからのご依頼がきっかけでしたが 自分の趣味での製作のため 発表させていただきましたが 販売ではなく 参考出品とさせていただきたいと思っております。

会場では エンジンを掛けたりも出来ませんでしたし 勿論 走行等もご覧いただけませんでしたので 動画を取らせていただきました。

よろしければ ご覧いただければ幸いです

ランボルギーニ ミウラ レプリカ 紹介動画
http://youtu.be/fpyFqYFpxSk